株式会社コバード

１８９４年に製菓用木型製造業として創業。その後、地元福井銘菓「羽二重餅」用自動化機械を皮切りに多くの食品機械を開発してきました。機械を有効にご利用いただくための商品提案も、研究棟を活用して積極的に実施。多くのヒット商品開発に携わっています。弊社は、自動化だけを重視するのではなく、おいしい食品をつくることを念頭におき、どこにもない技術の創造を常に追求していきます。

事業・商品の特徴
高品質な食品製造機械の開発・製造・販売を手掛ける
株式会社コバードは、創業以来三代にわたって菓子製造関連業を営んできた、小林京鳳堂を前身としています。生産連続包あん機の開発・製造を機に、食品製造機械の開発に本腰を入れ、現在にいたります。自動機械技術がこれほどまでに発展したのは、食品業界の職人不足によるところが大きく、弊社の開発力でなんとか職人技を機械で実現することはできないかと、試行錯誤を繰り返してきました。努力のかいあって、現在弊社の食品機械ラインナップは100種類にも到達。世界各国の特許も取得しており、日本だけではなく海外でも弊社の機械が活用されています。

戦略・ビジョン
職人の手造りに限りなく近づけることが食品製造機械の使命
弊社が、食品製造機械の開発において掲げているモットーは「いかに手造りに近くするか」。機械を使うことで、効率的な生産が可能になったとしても、品質が手造りのものに劣っていては本末転倒だからです。手造りと同じ、あるいは手造りを超えるものを求めて、妥協することなく開発を行います。また、手造りに近いということは、素材が傷まないことも意味します。パン生地などは繊細で、触る回数が増えるほどに傷むことも。素材を傷めずに、安全かつおいしい製品ができるように、１つの機械に２～３年程度の期間を費やすことも珍しくありません。今後も、精度の高い高品質な機械づくりに力を注いでいきます。

技術力・開発力
現場の生の声を大切にした機械開発を推進中
弊社の開発チームは社長を筆頭とし、１機種に３～４人の社員が担当するチーム制となっています。各チームが常時、総菜や菓子、パンなどをつくり機械の開発テストを進めています。１９９０年からアンテナショップ・花えちぜんで、弊社の機械を使った実演販売をスタート。弊社の機械のアピールにつながっているだけではなく、現場のパートさんやお客さまからの生の声をいただく、貴重な場となっています。世間の購買状況を把握し、どのようなニーズがあるかをリアルタイムでチェックし、次の開発企画にも反映。人にも社会にも優しい機械づくりに努め、安全でおいしい食文化に貢献していきます。